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自転車のフロントディレーラー(FD)の調整方法 [自転車整備]

続くかわからない新企画です。わかりやすいのかわかりにくいのかも未知数です。が、巷にあるFDの調整方法でわかりづらい部分があるので書いてみようかなと思った次第であります。
ということで、自転車屋でアルバイトしてる自転車好きな私がつらつらと書いてみようかなと思います。
が、やはり自分で調整しようと思う人はとりあえず一冊は市販の本を買ったほうがよろしいかと思います。
また、この記事を読んで調整される方も本を読んでやってみようという方も基本は自己責任なので、失敗して事故っても人に文句を言わないようにお願いします。シマノもユーザーの調整は基本禁止って感じみたいですし。
みたいですが、旅先で不具合があっても誰も直してくれないのでやはり最低限の調整はできてしかるべきだと思います。


では基本的なフロント変速機の調整の仕方だけ書いてみます。基本の調整だけ

①まずディレイラーの取り付け位置を確認します。これがずれていたらいくら調整してもうまくいかないことがあります。アウター側にあるときにディレーラーのプレートの下端とアウターギアの歯の上の隙間が1~3mm(fig1)、プレートと歯が並行(fig2)であれば問題ないです。問題があったらまずワイヤーを外し、バンド式の場合はバンドのボルトをゆるめ調整、直付の場合直付部分のボルトをゆるめ調整します。

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fig1

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fig2(ロングアームタイプなので厳密には平行になってないです。後ろ側が1mmほど内側に入ってます)

DSC00592
fig3

普通、納車時の整備でそのへんは調整できてますし、普通に乗っててずれることはないんであまり気にしなくてもいい部分ではあります。ので無視してもいいかもしれません。

②ワイヤーのテンション調整
変速機を操作してシフトアップ・シフトダウンを繰り返してみます。この時に、FDについている調整ネジ(fig8)を2つとも緩めておきます。緩めるとチェーンが落ちやすくなるので気をつけてください。スムーズにいけば問題ないです。もしシフトアップ(アウターに変速)しづらい・できない場合はワイヤーのテンションが低すぎます。シフトダウン(インナーに変速)しづらい・できない場合はワイヤーのテンションが高すぎます。
そういう場合はワイヤーのテンションを調整します。
フレームに調整ネジが付いている場合はここ(fig4)
DSC00555
fig4

ついてない場合は、ワイヤーに調整ネジがついてます。(fig5)
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fig5

MTBやクロスバイクの場合はこれです。(fig6)
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fig6
これですって示しているのが後ろのシフターですが細かいことは気にしない。

テンションを上げる場合は、ネジを緩める方向に回します。ネジが後退し、実質アウターの長さが伸びるのでインナーが引っ張られテンションが上ります。
テンションを下げる場合はネジを締める方向に回します。ネジが入り込み、実質アウターの長さが短くなるのでインナーのテンションが下がります。
旧タイプのFD(fig7)に比べて新タイプのロングアームのFDはテンションがめちゃくちゃ高いです。ワイヤーを張り直した後は一生懸命テンションを上げましょう。
DSC00573
fig7

③FDの調整ネジ=ストッパー(fig8)
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fig8
ロードバイクの場合、内側のネジがLow調整ネジ(インナーチェーンリング)、外側のネジがHigh調整ネジ(アウターチェーンリング)です。
MTBやクロスバイクの場合、トップスイングとダウンスイングのものがあります。ダウンスイングのものはロード用のFDと同じです。トップスイングのものはFDと逆になっています。(fig9)まぁ、たいていMTBのものはHとLって書いてますが
DSC00572
fig9
写真のものはダウンスイングです。(fig10)
DSC00571
fig10

この調整ネジ、ディレイラーの可動範囲をせばめる「ストッパー」だと理解してください。これを緩めると可動範囲が広がります。可動範囲が広がるのでチェーンリングとFDの間に隙間ができてチェーンが内側、あるいは外側に落ちてしまいます。これを防ぐために「ストッパー」を調整します。
本やマニュアルを見ると右に回すとああ動いて、左に回すとこう動いて、っていうふうに書いてあることが多いですが、意味がわかりません。覚えるのがめんどくさいし、間違った認識をしていまいます。
ロードの場合で説明します。
まず、チェーンをフロント:インナー、リア:ローにします。(fig11)
DSC00561
fig11

Low調整ネジを締めていきます。(fig12)
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fig12
これを締めるとFDのインナー側の可動範囲がせまくなります。つまりFDがチェーンに寄っていきます。
FDのインナープレートとチェーンの隙間が0~0.5mmになるように、つまり当たらないギリギリのところまで締めます。(fig13)このとき、チェーンは位置によって左右に動くのでクランクを回しながらどの位置でも当たらないことを確認します。
DSC00562
fig13
もし一番緩めている状態(これ以上緩めてもFDが動かない)でもチェーンとディレイラーがこすれるなら、それは取り付け位置・角度が悪いか、ワイヤーテンションが高すぎます。取り付け位置・角度を確認し、ワイヤーテンションが原因であればワイヤーテンションを下げてください。

Low側調整が完了したら、フロントをアウター、リアをトップにします。(fig14)
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fig14

今度はHigh調整ネジを回して調整します。fig15
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fig15
このネジを締めるとアウター側の可動範囲がせまくなります。つまり、Low側と同じくFDがチェーンに寄っていきます。
Low側と同じく、FDのインナープレートとチェーンの隙間が0~0.5mmになるように、つまり当たらないギリギリのところまで締めます。(fig16)
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fig16
同様にクランクを回してどの位置でもチェーンとインナープレートが当たらないことを確認します。
調整ネジを一番緩めている状態でもチェーンとこすれる場合、取り付け位置・角度が悪いかワイヤーテンションが低すぎます。取り付け位置・角度を確認し、ワイヤーテンションが原因であればテンションを上げてください。

このときに、FDの取り付け位置、角度が正しくないとどちらかが必ずチェーンとこすれる、ということになっていまいます。特に、新型のロングアームFDは擦れやすいです。新型FDの取り付け位置の調整はシマノのディーラーズマニュアルが一番わかりやすいです。そちらを参照してください→http://si.shimano.com/

ここまで終わったらもう一度シフターを操作して、シフトダウン、シフトアップを繰り返してみます。ネジを回すと多少テンションが変わるので、もう一度ワイヤーテンションを確認します。スムーズに変速すればOKです。スムーズでなかった場合②に戻ってテンションを調整し、再度ストッパーを確認します。


以上でフロントディレイラーの調整は完了です。


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by お名前(必須) (2016-05-15 07:03) 

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